2003年6月

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6月30日(月)のお話。
    スターウォーズのMMORPGが発売されましたが・・・
 こんにちは、遠です。

 や〜、『t.A.T.u.(タトゥー)』の記者会見、痛快でしたね。
 やっぱり『アーティスト』を名乗る以上、これぐらい気まぐれでなきゃいけませんよ。『優等生な芸術家』なんて、ぜんぜん面白くないですもん。


 さて、先日スターウォーズのMMORPG『スター・ウォーズ・ギャラクシーズ(SWG)』が発売されましたが、そのスタートはとても静かなものでした。

    静かに登場した超大型オンラインゲーム(WIRED)

 今年のゲームソフト業界では、超目玉作品といわれている今作ですが、宣伝活動もほとんどせず、初回出荷本数も控えめにしているそうです。

 記事では、この理由をバグに対処するため、と言っていますが、それは半分正しくて半分間違っているような気がします。
 通常MMORPGというのは、いくらβテストに長い期間費やしたとしても、いくらかのバグやサーバーの不具合はほぼ確実に起こるものです。これは、正式版で多くの人が一斉に繋げるために起こることがほとんどのため、逆に言えばたくさんの人が参加してこそ、起こるもののわけです。今回のように、正式版でも本数などを思いっきり制限していては、この一番の懸案事項のテストは出来ないんですよね。
 また、多くの人がいてこそバグの発見率も上がるわけで、βテストとあまり変わらない人数では、完成度を上げるのにも時間がかかってしまいます。

 では、一体なぜかといいますと、このゲームは「見切り発車」での発売という色合いがかなり濃いんです。発売の1週間前まで完全極秘のテストを行っていたぐらいです。本当は4月に発売ということでしたから、もう発売日を延長させることも出来なかったのでしょう。
 つまり、既にバグが多数あり、それをも直せないうちに発売しなければならなかった、と。そして、それが元で混乱が起きないようにするため、この事情が暗黙に理解できるようなヘビーユーザーだけに発売を限定し、『スターウォーズ』のネームバリューで惹きつけられる多くのライトユーザーを逃がしてしまわないための処置なんだと思います。

 とはいえ、一応動いているわけですから、完成度が上がるのも時間の問題でしょう。完成度が上がるにつれ、徐々に宣伝も多くなっていくでしょうし、ヘビーユーザーとライトユーザーとで目に触れる時期がずれるため、ある程度自然にヘビーユーザーサーバとライトユーザーサーバとで分かれるというようなメリットもありそうです。

 昨年に発売されたEA社の『シムズオンライン』の失敗も踏まえているようですし、これはこれで正しい、というかしょうがないのかなって思いました。


 そうそう、MMORPGって『トレーディングカードゲーム(TCG)』と意外と似ているんですよね。「当たれば大きい」とか「ソフト購入した後もお金がかかる」とか・・・。
 願わくば、『TCG』のように「オタクのゲーム」ってだけで終わって欲しくないものです。



6月27日(金)のお話。
    きっと、タイトルではあの曲が流れるんでしょうね。
 こんにちは、遠です。

 昨日、「スターウォーズ」のMMORPGが米国で発売されました。

    ソニーからMMORPG「Stars Wars Galaxies」発売(ZDNet)

 「スターウォーズ」の世界観を元にしたネットRPGで、価格は1カ月間のアクセス料込みで50ドルだそうです。

 内容についてお話するためにいろいろ調べてみたのですが、これなんだかすっごく面白そうです。(公式サイト(日本語)はこちらです。)

 簡単に説明しますと、『FF11』をスキル制にして、「スターウォーズ」風味の味付けしたって感じでしょうか。
 ただ、その「味付け」にものすごいものを感じました。そのへん、出来るだけ詳しくお話していきますね。


 「スターウォーズ」はSF、つまり近未来が舞台なので、いろいろスケールが大きく作られています。

 舞台は9つの惑星で、どの惑星でも自由に行き来することが出来ます。いまのとこ、定期便での行き来しか出来ないようですが、いずれは「宇宙」ステージを用意し、自分の船で宇宙を航行できるようになるそうです。

 キャラクターの外見はかなり自由に作れそうです。スキル制なので、能力値は変動こそありますが、合計値が変わることはないそうです。

 成長は、経験値にいくつかの種類があり、対応する行動をすることで上昇するようです。敵と戦えば戦闘経験が増えますし、料理すれば調理経験が上がるという具合です。
 面白いのは、これらを行なうことで増える経験値を使って取得するスキルは、上級スキルになればなるほど複雑なイベントをこなさないと取得できないって点です。このシステムなんて、「すごいスキルを手に入れた!」って実感が湧きそうで面白そうですよね。
 プレイヤーのスキルによって、家を建てる、店を運営するだけでなく、街まで作れちゃうそうです。
 このへんは、1つのサーバの人数を制限することで、土地の取り合いとかにはならないような設計だそうです。
 街を作成すると、区画整備や街の法律までも制定できるそうで、スケール大きいですよね。
 ちなみに、法を破ったプレイヤーは「犯罪者」となり、逃げると「賞金」を懸けられ、ハンタースキルを持つプレイヤーに追いかけられるハメに陥るそうです。

 戦闘はSFらしく、ブラスターによる遠距離戦が主流のようですね。もちろん近接戦闘も出来るそうですが。
 敵はモンスターの他にプレイヤー同士の戦闘も頻繁に起こりそうです。ただこれは、プレイヤーが「反乱軍」か「帝国軍」かに属している、などの条件があるそうです。
 また、「バトルフィールド」という、組織戦も用意されています。これは、ある一定の空間を「戦争」状態にするものです。例え、関係ないプレイヤーでも、その空間にいる間は強制的にどちらかの軍に属すか選択し、戦わなければならないようです。
 ちなみに、相手のステータスを知る手段はなく、いわゆる「弱いものイジメ」は起きにくい設定のようですね。

 数多くの乗り物や「ドロイド」の作成や運用は、「スターウォーズ」ならではですよね。自分で作成した「ドロイド」に、自分のお店の店番を頼む、なんてことも出来そうです。
 お店は、NPCや「ドロイド」に店番を頼むとログアウトした後もお店は運営されるようですが、ちゃんと給料を払わないと、いずれ逃げていくそうです(笑)

 また、「スターウォーズ」の英雄的存在である「ジェダイ」にもなれるそうです。
 誰でも「ジェダイ」になることができるという点と、「ジェダイ」の人数はかなり少ないという「スターウォーズ」の設定を両立させるために、かなり思い切ったシステムを採用しています。
 まず、「ジェダイ」になるための道のり(たぶんイベントの数や条件)が非常に厳しいものになるそうです。(公式HPを読んでもイマイチ分からなかったのですが、もしかしたらプレイヤー一人一人条件は異なるのかもしれません。)
 「ジェダイ」になるには、まずその権利を得ます。
 権利を得ると、「ジェダイ」キャラクターを作成できるようになります。つまり、「ジェダイ」の権利を取得したキャラクターが「ジェダイ」になれるのではなく、また新たにキャラクターを1人作ることになるのです。しかも、「ジェダイ」キャラは死んだらデータは削除され、2度と生き返れないそうです。ただ、また新しく作ることは出来るようですが。
 や〜、「キャラロスト」をシステム化するMMORPGが発売されるとは思いませんでした。
 しかし、このある意味究極のデメリットを背負うだけの強さと魅力はあるようです。なにしろ「劇中でジェダイがやったことはほぼすべてできるようになる」そうですから。もちろん「ライトセーバー」を作成、使用できるのも「ジェダイ」だけですしね。


 と、わたしが気になった(気に入った)システムをかいつまんでお話しました。
 その他の点では、だいたい他のMMORPGで問題とされていた点は吸収されているようですね。
 日本語版の発売はもうちょっと先のようですが、日本語β版があるとしたら、ぜひ参加してみたくなりました。

 ・・・PCの要求スペック、ものすごく高いですけどね。



6月26日(木)のお話。
    もう少しマシな意見を聞きたいものですが。
 こんにちは、遠です。

 先日オンラインゲームに関するもので、次のような記事が掲載されました。

    ■ネットゲームに半数以上が依存(毎日)

 中高校生達の引きこもりの半数以上が、ネットゲームを長時間遊んでいるということで問題だと指摘しています。

 でもこの記事、「ネット」って言葉を除くと、何年も前に言われていたような「ゲームはいけない」っていう内容の記事と全く同じ文面になるんですよね。
 「ネットゲームは『土曜日に1時間だけ』」などと平気で言っているゲーム脳教授の戯言は論外として、ネットゲームを普通のゲームと同じように捉えているような人がカウンセラーをやっていることに恐怖を感じました。

 これまでもネットゲームの問題については、このような稚拙な記事に指摘されるまでもなく、様々な場所で論議されてきました。
 ネットゲームが現実逃避の手段として使われる場合、特にこのサイトさんで言われている「MMORPG の最も画期的だった点は、それが自己満足システムではなく、自己顕示システムだった、という点にある。」という分析は、ものすごく的確です。
 大概のMMORPGは、時間をかけさえすればそのゲームの情報なども含めて他人よりも優位に立てます。優位に立てれば、多少心に余裕も生まれます。たとえ現実で引きこもっているといっても、大抵中身は普通の人なんですから、余裕が出れば他人にも好意的になり、仲の良い友達も出来ます。そして、その中で頼りにされる存在となり、ますますのめり込んでしまうわけです。
 これは、他人がいて初めて成り立つため、従来のゲームと同じように考えているようでは、到底解決策も見つからないんじゃないかと思います。


 上記のサイトさんの中でも書かれていますが、ネットワークRPGが「ワールドシュミレータ」である場合、そこで遊ぶ人のスタイルは大きく分けて2種類あると思います。
 1つは、ゲームの中で頂点を目指し、研究し、遊び尽くす、「やり込み派」。
 もう1つは、ゲームそのものよりも、他人との交流などを楽しむ「チャット派」。
 わたし的に、『FF11』では前者のような人が多く、『PSO』では(今では)後者のような人が多いと感じました。
 もちろん、どちらが正しいとかはなく、こういった遊び方に幅があるのもネットゲームの懐の広さだと思うのですが、わたしとしては後者の方が合っているみたいですね。

 どちらにしても、ホドホドが一番なんですけれどね。



6月25日(水)のお話。
    「らしい」といえば「らしい」ですよね。
 こんにちは、遠です。

 さて、おととい新作ソフトの発表会を行い、日本市場でも積極的にソフトを供給していく姿勢を見せたマイクロソフトですが、その影では色々なことが起こっているようです。

    マイクロソフト、社長退任の陰でゲーム事業の34人指名解雇(BizTech)

 どうやら、マイクロソフトは日本のXBOX事業部のスタッフを一新したいようですね。
 すでに今年1月には、日本法人におけるXbox総責任者である大浦博久氏が米国本社に異動になり、先日阿多親市社長が就任3年で退任になりました。そして、今回スタッフも大幅にリストラされたようです。

 まぁ、現状の日本での負けっぷりを見ればね・・・。
 今週のハード売上台数なんて690台ですよっ!PS2が75500台だっていうのにぃっ!!
 なんだか、270台のワンダースワンに近づいてるって話が・・・。

 ってことで、必然ともいえるリストラだったのですが、今回はやり方に問題があったようで。

 リストラ当日、対象者が呼ばれた会議室の周りには、所々に警備員が配置され、物々しい雰囲気の中「君の能力が問題なのではなく、君のポストが不要になったのだ」と、半ば強引に辞めさせられたそうです。

 確かにちょっと強引過ぎるとは思いますが、結局IT企業のリストラって切るときはどこも同じようなものかな、とも思います。特に今回の場合は、理由は火を見るより明らかですし、ちゃんと退職金も出ているわけですから、やり方が多少強引だからといって騒ぎ立てるのは間違っていると思います。

 某ゲーム会社(セ○)なんて、リストラ対象者に対してまったく仕事を渡さずに社内の一室に閉じ込めて、自ら会社を辞めるように仕向けるなんてこともしていますからねぇ。恐らく、自主的に辞める場合は退職金が出ないか、ずっと少なくなるって決まりがあるんでしょう。
 マイクロソフトは多めの退職金を出しているわけですから、この某ゲーム会社(○ガ)のほうがずっとヒドいように思えます。

 同じIT企業で働く人間としてはぞっとしない話ですが、ゲームファンとしてはこれで少しでもXBOXがいい方向に行ってくれるといいんですけどね。



6月24日(火)のお話。
    なんか、「アメリカっぽさ」がないわよねぇ
 こんにちは、遠です。

 昨日、E3などで発表されたXbox用タイトルの中から、今後日本国内でリリース予定のゲームを紹介する「Microsft Game Studioタイトル発表会」が行なわれました。

    これが日本投入Xboxタイトルだ! MSが11本を紹介(ZDNet)

 今回発表されたのは11本のソフトでした。
 もちろんE3ではこれ以上のタイトルが発表されたわけですが、マイクロソフト曰く「日本のユーザーをいい意味で驚かせるタイトルとして厳選した」とのことです。
 で、その11本のタイトルなんですが、

MotoGP URT2 Online Challenge7月17日発売
Midtown Madness38月7日発売
Brute Force2003年秋発売
魔牙霊2003年発売
天空 -Tenku- 2 (仮)2004年発売
Project Gotham Racing 22003年冬発売
Grabbed by the Goulies(仮)2004年発売
Kameo(仮)2004年発売
Halo22004年発売
Fable2004年発売
トゥルーファンタジー ライブオンライン2003年発売


という感じです。

 あ、『TFLO』が今年発売になってる。ってゆ〜と、12月発売だとして、10、11月βテストって感じでしょうか。
 『ファーブル』も出るんですね〜。これはE3でRPG部門の最優秀賞だった作品です。ちょっと気になってたんですよね。
 発売日が近いものでは、『ミッドタウン マッドネス3』がけっこう気になります。これは『クレイジータクシー』の車のバリエーションを増やしたようなカーアクションゲームのようです。箱庭の世界を好きなように走り回るのは楽しいんですよね。そういった意味でも、『GTA』はやりたいんだけども。
 『魔牙霊』もやっぱり少し気になります。アクションゲームは何よりもレスポンスが命ですから、その辺どれだけよく出来ているかがポイントかな。
 『プロジェクトゴッサムレーシング2』は、この間雑誌の付録についていたムービーを見ましたが、かなり残念な出来でした。それなりにキレイはキレイなんですが、『グランツーリスモ4』を見てしまうと、1世代ぐらいの差を感じちゃいました。ただ、『グランツーリスモ4』は写真しか見ていないんですけどね。動いている画面を見たら、また変わるかもしれませんが。

 と、全体的にかいつまんで見てきましたけど、やっぱりパっとしないんですよね〜。
 結局どこかで見たことあるようなものばっかりですし、想像も出来ないような「遊び」の部分がないのが問題なのかな、と。
 ただ、それは他の機種についてもいえるんですけどね。それでも『ビューティフル・ジョー』のようなカッ飛んだ感じや、『ICO』のような完全に割り切った世界のような、製作者の趣味全開なゲームがXBOXにはほしいな、と感じました。



 ・・・で、そ〜ゆ〜ゲームの筆頭とも言える『鉄騎大戦』の名前がなかったのは気のせいですかね?



6月23日(月)のお話。
    今はそっとしておいてほしいのにぃっ!
 こんにちは、遠です。

 や〜、『MOTHER』面白いですっ!
 ちょっと不安だったグラフィックは、全く古臭さを感じさせませんね。ってゆ〜か、あれ以外ありえないグラフィックです。ファミコン版よりも、色がにじんでない分ずっとキレイですしね。
 これで、「ちょっと古臭い感じがする」と言っていた、ファミ通のレビュアーの目はやっぱりフシ穴だったってことが改めて証明されました。


 まぁ、マスコミのいいかげんさを感じるのは、どの分野でも同じなわけでして。


 日本のプロ野球は、現在阪神が巨人に2連勝し、首位を大爆走しています。
 すでにマスコミでは各紙の紙面で優勝の文字が踊り、全国各地でもタイガーズにあやかった商品が売れまくっていまして、もう完全に優勝確実なムードなのです。
 確かに、貯金26(勝ち数−負け数)は85年の優勝時よりも多い76年以来という記録を始め、16年間勝ち越すことができなかった6月も勝ち越しが決定し、2位巨人とのゲーム差はセリーグ逆転記録の11.5ゲーム差に0.5とせまる11ゲーム差、2位の巨人は早ければあさってにも自力優勝の可能性がなくなるなど、あらゆるデータが優勝確実と示しています。
 その上、チーム状態もすごくいいムードで、戦力も充実している一方、他球団では主力選手にケガ人続出という状況では・・・ああ、ほんとに優勝しそうっ(笑)

 と、まぁ、現状を見ると思わず浮かれてしまうのですが、野球ファンとしては「まだわからない」ってゆ〜のが、本当のホンネなんですよね。
 今の阪神に何が一番怖いかって言いますと、こういったマスコミや世論の「優勝して当たり前」ってムードなんです。今はまだ前半戦すら終わってないので、まだ選手たちも無理やり考えないようにしている感じなのですが、これからいやというほど意識させられるでしょう。常勝の巨人でさえ、このプレッシャーを受けて優勝を逃すことも多いわけですから・・・。
 阪神の場合、特に今までが今までだったので、まだまだ優勝というのは早いかなぁって感じです。あ、もちろんファンとして、優勝を信じてはいるんですけどね。

 一番いいのは、マスコミが選手に配慮して、報道内容を試合結果と選手・監督インタビューとその試合の論評ぐらいにしておけばいいんですけど、そこは「マスコミらしく」逆にどんどんどんどんあおり立てるんですよね〜。

 ううっ、そのプレッシャーに負けないかどうか心配で心配で〜(笑)



6月20日(金)のお話。
    今日は「Mother's day」ですっ!
 こんにちは、遠です。

 今日はGBA版『MOTHER1+2』の発売日です。(公式サイトはこちら)
 渋谷のツタヤでは、糸井重里さんを招いてのイベントまで開かれたようです。
 仕事なかったら、ぜひ行きたかったんですけどね。ってゆ〜か、平日に先着順で行うってことは、小・中学生さんや社会人さんは完全無視なのでしょうかね。「おとなも、こどもも、おね〜さんも。」って言うんだったら、せめて休日開催ですよねぇ。

 ゲームの方は、すべて当時のままのものを完全再現したようです。できればグラフィックぐらいは手を入れてもよかったんじゃないかな、と思いましたが、まぁ、手を加えすぎてヒドくなるよりずっといいです。
 あのチープさがたまんない気もしますし。


 さて、電撃オンラインでは毎週ゲームの売上ランキングを50位まで発表しているのですが、今週発表のランキング(6/9〜6/15)で、『信長の野望 Online』と『みんなのGOLFオンライン』がそれぞれ2位(1.9万本)と3位(1.7万本)に入りました。どちらも12日に発売でしたから実質3日間の集計結果なのですが、意外と少ないように思います。
 同時発売のPS2BBPackがかなり好調と聞いていますので、みんな『FF11』に流れたんでしょうかね。
 今からMMORPG遊ぶとしたら、やっぱり『信長の野望 Online』のほうが魅力的に感じるんだけどなぁ。わたしも遊んでみたいんですけど、『信長の野望』は月々1200円かかるのがネックなんですよね。1ヶ月無料といっても、1月だけ遊ぶのに6800円のソフト買えないですし・・・。

 それにしても、最近わたし的には『みんなのGOLFオンライン』がひじょ〜〜に気になってます。某掲示板で、「15分でも普通に楽しく遊べますよ」なんて聞いてから、かなり遊びたくなっちゃいました。ちょっと前に遊んだ『ダーククロニクル』のミニゲームのゴルフに結構夢中になったってこともあるんですが。
 でも、やっぱりゴルフゲームなんかはボイスチャットの方が雰囲気出るような気がします。また、「自分が作成したキャラはロビー専用で、実際にゴルフするのはあらかじめ用意されているキャラ」ってとこも、かなり意欲を削がれるんですよね。それで月600円は取りすぎかな〜って思います。

 意外と、まだまだ『PSO』以上に満足できるネットゲームが出てないな〜って感じたランキングでした。



 ・・・ちなみに、『バーチャロン』は未だに9.2万本。今週6000本だったから、10万本もいかないかも。最悪でも15万本はいくかな〜って思ってたのですが。
 セガの自信の1本がこの惨状ですから、来年の決算もさぞ楽しい結果がでることでしょうね。



6月19日(木)のお話。
    久々の新製品情報、かな?
 こんにちは、遠です。

 ついに、あの海外の怪物ソフトが日本でも発売されるようです。

    「GTA III」PS2とPCでカプコンから今秋発売決定!(ZDNet)

 このゲームについては、過去のお話でも何回か取り上げたのでご存知の方も多いかと思います。
 今回、『グランド・セフト・オート(GTA)』シリーズの3作目が日本語版となって発売されるようです。ただ、海外では既に、このバージョンアップ版の『GTA・バイスシティ』が発売となってますから、なぜ今になって3なのか、ちょっと疑問なのですが・・・・。

 わたし的には、かなりうれしいニュースなのですが、その反面、かなり不安もあるんですよね。
 『GTA』シリーズ、特に3以降はその素晴らしさと共に、かなり暴力的表現が強いゲームで有名です。このゲームを一言で説明しますと、『シェンムー』の世界で、通行人1人1人がAIを持ち、主人公の手にはマシンガンが・・・。って感じのゲームです。ですから、レーティング制度(年齢制限)がほとんど整っていない日本で、果たして完全移植できるのかなって不安はあります。
 まぁ、カプコンは『バイオハザード』で暴力的表現について実績はありますから、案外平気でやっちゃうかもしれませんが。某セ○のように、撃つと緑色の血が噴き出すとかいう設定にしないことを祈ってます。


 さて、今日はもう1つ。

    ポータブルなドリームキャスト「Treamcast」登場(力生)

 うあ〜、これすっごい欲しいんですけどっ!
 どうやら純正品ではなく、香港で発売される、いわゆるコピー品のようなのですが、かなり心惹かれるものがあります。
 ただ、このお店で価格199ドルで販売していたんですけど、既に売り切れてしまったようで、今は表示されていないのが残念です。

 わたしも未だに『ゼロガンナー2』や『斑鳩』で遊んでますからね〜。まだまだ現役です。

 まぁ、小さな画面でシューティングは厳禁なんですけど。



6月18日(水)のお話。
    「E3 Awards」の発表で思ったこと。
 こんにちは、遠です。

 少し前のお話になるのですが、今年のE3出展作品からベストゲームを決める「E3 Awards」の発表がありました。

    E3 Awards、2003年の受賞作品が発表!(ファミ通.com)

 最優秀賞のBest of Showを受賞した『Half-Life 2』をはじめ、ほとんどがPCとXBOXが受賞したようで、海外と日本の市場がどんどん離れていってるような気がします。
 これが日本のゲームショウなどだったら、最優秀賞にはE3ではノミネートすらされてない『メタルギアソリッド3』とかが取りそうな予感がします。『Half-Life 2』なんて、FPS(は、ないでしょうからシューティングの)部門1位になるぐらいじゃないのでしょうか。
 RPG部門でも、『FFX-2』を差し置いて、XBOXの『Fable』というゲームが受賞していますしね。日本ではありえないことかなと。
 もっとも、この評価は多分正しいと思いますけど。

 今回の受賞作品を見て、評価されるゲームの「基準」が日本とかなり似ていることに気付きました。
 まず、続編が主体です。これはもちろん日本でも言える事ですよね。
 そして、大手ゲーム会社の作品がほとんどです。最優秀賞の『Half-Life 2』を発表した「Vivendi Universal Games」は日本でも有名な『Warcraft』シリーズや『Diablo』シリーズを発売していますし、他の受賞作品を見ても、言わずと知れた「Microsoft」、スポーツゲームなどで有名な北米最大手の「Electronic Arts」、『ミスト』シリーズや映画のゲーム化で有名な「Ubi Soft Entertainment」、欧州の大手ゲーム会社「THQ」など、有名どころが目白押しとなっています。
 つまり、純粋にゲーム内容を判断される前に、ある程度こういった「基準」があるんじゃないかな、と感じました。
 ですから今回、日本と違ってFPSがほぼ独占した背景には、もちろん海外での認知度も高いジャンルというのはあるのですが、こういった大手ゲーム会社がこぞって製作しているということも大きなポイントかな、と思います。

 日本は日本で、「大手ゲーム会社」が製作した「RPG」ってだけでマスコミは騒ぎ、ありがたがる傾向にありますよね。
 まぁ、日本の場合、これに「無難かどうか」などが加わるんですが。
 ゲームは遊びなんですから、ケレン味のある、シュールなゲームがもっと脚光を浴びてもいいような気がするんですけどね。

 まぁ、結局のところ「長いものには巻かれろ」なのかしら。



6月17日(火)のお話。
    2ちゃんねるの光と影、みたいな。
 こんにちは、遠です。

 今日は最近の『2ちゃんねる』についてお話します。

 『2ちゃんねる』というのは、巨大な掲示板サイトでして、毎日ありとあらゆる話題について話し合われています。
 で、今回そのOFF会で、次のようなイベントが起こりました。

    2ちゃんMATRIX(公式(?)サイト)

 ある日、掲示板に次のような記事が書き込まれました。

午前10時にネオの格好をした私は、現実世界に戻るべくハチ公前の交番前の公衆電話に向かって猛然とダッシュをします。
みなさんはスーツを着てエージェントに扮して私を止めてみてください。
無事公衆電話にたどり着いたら私の勝ちです。


 最初はみんな半信半疑だったのですが、数人が本当に実行し、その映像をネットに流してから一気に広まりました。
 2回目の決行日である6月15日、渋谷にはネオ、トリニティー、モーフィアスと、なんと100人のエージェント・スミスが集まってしまいました。安全対策や警備員の理解も得られ、史上空前の『マトリックスごっこ』は完成したのでした。
 さらに、これをうらやましく思った各地方の2ちゃんねらーは、なんと地元でも開催を決行。特に大阪では、本拠地渋谷にも勝るとも劣らない人数とパフォーマンスを展開したのでした。
 大人数が参加予定だったこともあり、段取りや決め事などかなりしっかりしていたおかげか、ギャラリーもかなり集まり、一般の方達にも特に迷惑をかけることもなく楽しまれたようです。

 まぁ、本当に単なる「ごっこ」なのですが、けっこうわたしもこ〜いうのって好きなんですよね(笑)
 見物にも行けなかったのですが、当日はおうちで映像を見て楽しませてもらいました。特に、「わらわら、ば〜ん」なんて、かなり笑えました。
 それにしても、2ちゃんねるの影響力とはすごいものがあります。全くの他人をこれだけ集めてしまうのですから。


 ただ、その影響力の強さが、しばしば困ったことをしでかしてしまうのも『2ちゃんねる』ならではです。

    球宴ファン投票、登板のない川崎トップに(時事通信)

 今まで今季一軍で登板が一度もない川崎憲次郎投手が、オールスターファン投票でなぜか1位になってしまいました。
 まぁ、「なぜか」とか言いましたが、これはもちろん2ちゃんねるのしわざです。

 この騒動の発端は、中日ファンの「川崎に投げさせて欲しい、っつ〜か投げるとこみせろっ!」といったことから、『2ちゃんねる』でファン投票のお願いをしたのがきっかけのようです。
 最初はちゃんとルールを守って投票していたようですが、「東スポ」に掲載されたことで一気に加熱(ってゆ〜か、全国紙があおってるんだから、「東スポ」って2ちゃんねる以上に問題よねぇ)、簡易スクリプトなどで一気に得票数を増やしました。
 そして、紆余曲折の末ついに、現在まで1位だった井川の得票数を抜いてしまい、トップに立ってしまいました。(この模様はこのページで詳しく書かれています。)

 これ、野球ファンのわたしからしたらかなりプロ野球オールスターをなめてる行為といえます。
 今までオールスターのファン投票というのは、組織票などもOKのかなり自由なものだったのですが、それはファンの良識に任せていた部分がかなりあるわけです。
 もっと言うと、オールスターというのは本当にファンサービスのためだけのものなのです。成績にほとんど関係のないオールスターで活躍しても、選手の給与査定には関係ないですし、各球団の監督としても自軍の看板選手は、後半戦に向けて少しでも休ませたいというのが本音のわけですから。
 ファンもそこはけっこうシビアで、自軍の選手を盲目的に投票するのではなく、自郡の選手の中でも活躍した、または個人的に気に入っている選手のみに投票するというのが当たり前でした。例えアンチ巨人ファンでも、松井にだけは投票した、というのも当然あったわけです。
 それを今回は、そんな野球のことも知らないような人達が、自己顕示のためだけに不正に投票するなど、もってのほかです。
 まぁ、オールスターの投票がネットでも出来るようになってから、ちょっと危惧はしていたんですけどね。

 それにしても、『2ちゃんねる』のパワーのすごさに驚いたというか、呆れたというか・・・。



6月16日(月)のお話。
    かなりライトな感覚です。
 こんにちは、遠です。

 今日は、この間発売されました、『メックアサルト』のファーストインプレッションです。

    『メックアサルト』(公式サイト)

 このゲームの歴史はかなり長く、最初は渋谷の専用のゲームスペース『バトルメック』で登場したゲームです。
 プレイ料金が一回1000円、操作盤には60個を超えるボタンとジョイスティック、フットペダルと、ものすごくマニアックな仕様でした。
 このゲームのPC版が『メックウォリアー』として発売され、その後マイクロソフトがこのゲームの開発会社を買収し、大々的に宣伝、シリーズ化することで、ロボットゲームとしての地位を確固たるものにしました。

 元が元なだけに、マニアックな操作&設定がウリのゲームなのですが、家庭用ゲームというのをかなり意識したのか、すごく遊びやすくなっています。
 操作も、左スティックが移動系、右スティックが標準系、右トリガーで武器発射というFPSライクな操作系なのがとてもマッチしています。

 このゲームの最大のウリは、オンラインで多人数対戦できることです。ですから、他のゲームでは操作がシンプルすぎると飽きるのも早くなるといった弱点があるのですが、このゲームに限って言えばすぐにオンラインデビューできるという点で、逆に長所になっていると思います。

 また、「体当たり」がかなり有効というのはなかなか気持ちいいものです。歩兵でしたら踏み潰して終わりですし(またこれが気持ちよくバラバラになるんですよ〜(笑))、トレーラーぐらいなら突っ込めば吹っ飛ばせます。勢いをつけて建物に突っ込むと、ちゃんと穴が空きます(笑)

 ただ、わたし的にアイテムの存在だけはあんまり好きになれませんでした。
 建物や敵を壊すと、アイテムが出現することがあり、弾薬回復や装甲回復といった効果があります。これがかなり緊張感や世界観を台無しにしているような気がします。
 ですが、弾薬に関しては、通常無限に撃てるのですが、アイテムで強力になった弾薬には弾数の制限がつくといったシステム自体はそれっぽいのですけど。
 アイテムの解釈って、「敵基地から物資を補給した」ということなんでしょうけど、そのアイテムのグラフィック(異様に目立ちます)だとか、取得したときの演出にもう少し気を使って欲しかったと思います。
 まぁ、脳内補完すればいいんでしょうけど(笑)


 と、今のところほとんど文句もなく楽しめているわけですが、実はまだ始めたばかりでネットデビューもしていないんですよね。
 もう少しやり込んだら、もう一度レビューするかもしれませんが、今日はこんなところで。



6月13日(金)のお話。
    オンラインゲームの醍醐味。
 こんにちは、遠です。

 昨日、『PS2BBPack』が発売開始となり、いよいよPS2もネットゲームに本腰を入れてきました。これと同時に、『みんなのゴルフオンライン』『信長の野望オンライン』も発売となり、ネットゲームも少しづつ幅が出てきています。

 それを記念して、ってわけでもないですが、今日はオンラインゲームのお話をしますね。

    FF11『再会。』(『FF11』体験談フラッシュ)

 『FF11』って、途中からすごく「遊ばされている」感覚が強くなるゲームでして、わたしはそれがいやでやめちゃったんですよね。でも、プレイヤーの心持ちひとつでちゃんと「遊べる」ゲームになるんだな〜、なんて思いました。

 こういったお話は『FF11』に限ったことではなくて、どのオンラインゲームにでもあるものです。
 もちろん『PSO』にも「武器よさらば」など、とても多くのいいお話が残っています。(このお話を始め、いいお話のいくつかはこのサイトさんで展示してありますので、ぜひのぞいてみて下さいね。)

 ですが、こういったお話って実はそんなに特別なことではなくて、ゲームをプレイしているみんなそれぞれがなんらかのお話を持っていると思います。

 もちろんわたしにも。



 『PSO』を始めて1ヶ月ごろでしょうか。その頃のラグオルは、ロビーにいる全く知らない人を誘って冒険に出かけるというスタイルが、ごくごく普通のことでした。

 その日も、前に知り合った方を呼んだり、ロビーで呼びかけたりして4人集めて冒険に出かけたのですが、その中にわたしたちよりもちょっとだけ先に進んでいた方がいらっしゃいました。
 その人との雑談で、「坑道のボスはものすごく強かった」と聞き、怖いもの見たさで坑道のボスを見に行こうという話になりました。

 初めての坑道。
 今では「動く宝箱」と化したモンスターも、その時は間違いなく強敵でした。
 そしてたどり着いた坑道のボス。
 すでに、前に来た事がある方が倒し方を知っていたということもあり、なんとか倒せました。

 調子に乗ったわたしたちは、さらに次のエリアもクリアしちゃおうと意気込みました。
 そのときのレベルは20台前半あたり。今でもちょっと厳しいレベルです。
 もちろん、適正レベルなどわからないわたしたちは、かなり苦労しながらも、それでもなんとか最終ボスまでたどり着きました。
 どきどきしながら、最終ボスとの対決。
 初対決は5秒で終了しました。
 まさかの瞬殺でした。
 何がなんだか分からなかったわたしたちは、それでも勝負を挑みつづけ、全滅するたびに倒し方を話し合いました。
 しかし、無数に吐き出されるカッターや強力な魔法の連発で、ことごとく全滅を繰り返しました。

 既に時間は朝方の7時。
 仲間の1人が言いました。「もう家を出ないと・・・」
 それでも、あと1回だけなら大丈夫ということで、最後の勝負を挑みました。
 みんな、半分あきらめていたかもしれません。
 ですが、集中力は切れていませんでした。
 チームワークも完璧になっていました。

 そして、初めての第2段階。さらに、それすらも撃破―――。

 本当の意味でのオンラインゲームの素晴らしさを知った瞬間でした。



 なにぶん約2年半前のことなので、多少うろ覚えですが、大筋は間違っていないと思います。
 この後もアイテムをもらったり、あげたり、シンボルチャットで笑ったり、チートで怒ったりと、色々な方と共に楽しんできました。

 オンラインゲームは、他のゲームと違い、出会った人、物の見方ひとつでいくらでも楽しくなるものです。その楽しさは、遊んだ人にしか分かりません。ですから、まだ体験していない方は、ぜひこの機会に試してみてはいかがでしょうか。

 できれば、『TFLO』で会いましょ〜ね!



6月12日(木)のお話。
    『FF11』の召喚獣も、このぐらい気持ちよければ・・・。
 こんにちは、遠です。

 この間、『カオス・レギオン』というゲームを買いまして、昨日無事にクリアしましたので、そのレビューをしますね。

    『カオス・レギオン』(公式サイト)

 さて、このゲームは3Dのアクション物でして、『デビル・メイ・クライ』や『真・三国無双』シリーズに近い感じです。
 今作の特徴は、召喚獣を召喚して攻撃させることが出来る点です。この召喚獣がかなり優秀で、上手く扱えば、プレイヤーが全く攻撃しなくても、さくさく進めちゃいます。
 そのかわり、召喚獣への命令関係の操作は少々複雑ですので、少々の慣れは必要ですけれども。

 最近、『ルーン』や『真・三国無双』といった、コンピュータが動かすキャラが勝手に攻撃してくれるシステムが結構出てきていますが、これはなかなかに面白いシステムです。ただ、いずれにしても荒削りというか、洗練されていない点が残念なのですが。
 わたし的に、このシステムを使ったもので一番面白かったのが、『ディアブロ2』のネクロマンサーですね。やっぱり、自分の闇の軍団がうじゃうじゃわいて、人海戦術で敵を駆逐できるってゆ〜のがかなり楽しかったです。
 わたし的にはこのシステム、ポケモンでやったら、一気にブレイクすると思うんだけどなぁ。

 お話がそれましたが、こうしたアクション自体はかなり楽しめました。ただ、問題はその他のシステムだとかストーリーだとか、細かいところなんですよね。

 召喚獣は6、7種類あるのですが、各面の始めに選択した2種類しか使えず、さらに1度に呼び出せるのは1種類だけなんです。これは完全に失敗です。
 例えば、直接攻撃タイプと遠距離攻撃タイプを一緒に召喚したくなるのですが、そういった召喚獣同士の連携は一切出来ません。
 また、成長システムも、選択した2種類にしか経験値が入らず、進むごとに敵が強くなっていくので、結局最後まで最初に手に入る2種類でクリアした方が効率よかったりします。
 要するに、バランスが大雑把なんですね。

 ストーリーも、良くあるタイプの陳腐なものでした。
 ってゆ〜か、こういったアクションゲームで、面白いストーリーって最近全く見なくなったんですけど、なんなんですかね。
 ムービーもふんだんに使われており、ストーリーの制作費だけでもかなりの額になると思うのですが・・・。はっきりいって、C級映画以下ですよ、これじゃ。
 声優さんも、ものすっごくヘタな人使ってますし、なんだかストーリーなしで延々と敵を叩き潰してくゲームにした方が、モチベーション上がりそうな感じです。

 あと、ストーリーの関係で、途中1面だけヒロインの女の子を操作するんですけど、これは完全に『デビル・メイ・クライ』です。
 2丁拳銃で、出てくる敵すべてを蹴散らしていく姿は、完全に主人公を圧倒しています。(笑)
 あ、でも、これはこれでけっこう面白いんですよ。ゲームクリアすると、全面でヒロインが使えるようになるんですけど、成長要素がなさそうなのが残念ですね。

 全体的な感想としては、ゲームとしてはなかなか良いゲームなんですけれども、それを思いっきり小さくまとめちゃったって感じでしょうか。
 ただ、このゲームで使われているシステムの潜在的な面白さは、相当なものだと思います。続編があるとしたら、その辺をかなり洗練させてくるでしょうから、けっこう期待できると思います。

 ちなみにこのゲーム、ソフマップで2980円で購入したのですが、アマゾンで2380円で売っていました・・・(泣)
 さすがにこの値段ならオススメですよぉ。



6月11日(水)のお話。
    ゲーム会社にも、困ったものです。
 こんにちは、遠です。

 先日、ある企業サイトに掲載されたコラムの内容について、様々な個人サイトさんで話題になりました。なかなか興味深かったので、紹介しますね。

 まずは、問題のコラムです。

    ジャンル名に物申す!(ゲームクエスト)

 内容は、「最近ゲームのジャンル名が長くて分かりにくくなっている。普通に「RPG」や「アクション」でいいじゃないか。」といったものです。
 例として挙がっているゲームは、「タクティカル・エスピオナージ・アクション」(『メタルギアソリッド』)、「ノスタルジック・アドベンチャー」(『ぼくのなつやすみ』)でした。

 確かに、わたしもこれらの表記には疑問を持っていたのですが、他のサイトさんによると、これにはちゃんと理由があるそうで。
 なんと、「RPG」や「アクション」といったジャンル名は、一企業が商標として登録しているため自由に使えない、とのことらしいのです。
 代表的なものは以下の通りです。

登録商標権利者登録番号
RPG株式会社バンダイ第4381951号
アクション株式会社ナムコ第2709475号
シミュレーションゲーム株式会社光栄第3090552号
格闘アクション株式会社タカラ第3215170号
SLG株式会社光栄第3050691号
音ゲー株式会社バンダイ商願平9-154554


 この辺の事情は、まったりANS−Lab.さんで詳しく解説されています。
 つまり、ジャンル名を捻じ曲げて、相手の商標権に引っかからないような名前を付け、それを商標登録することで、それを保護し、かつ妨害する、という行為が延々と繰り返された結果が、ジャンル名の氾濫になったそうです。

 ってゆ〜か、本気でバカですか?

 ということで、企業サイトのコラムにも関わらずこういったことも調べずに載せていたため、他のサイトさんに呆れられてました。
 さらにこの問題について、わたし的にまとめてみますと、「訳わかんないジャンル名が増えるのは問題というのはごもっともだけど、それを言うなら、まずその元凶である商標登録するメーカーの姿勢と、それを許している特許庁を叩いてくれ!」といった感じです。
 まったくもって、その通りですよね〜。


 ・・・それにしても、本当に何でも登録しちゃうようで。


クソゲーネクサスインターラクト第4174771号


 取ったからには、ちゃんとつけなさいよ。



6月10日(火)のお話。
    たまには、野球のお話もいいよね。
 こんにちは、遠です。

 大変です!

    巨人・渡辺オーナーが退任を表明(サンケイスポーツ)

 

おおっ、悪は去りました!


 プロ野球チームの内部は、大きく分けて3つに分類されます。1つは選手達。1つは監督やコーチといった、選手の直接の上司にあたる「首脳陣」。そしてもう1つが、その球団にお金を出している「フロント」です。

 さて、今まで巨人には渡辺オーナーという「フロント」の最高責任者がいました。この人、一言で言いますと、ただの「野球オヤジ」なんですが、問題なのは「熱狂的巨人ファンの野球オヤジ」巨人軍オーナーをやっているってことでして。
 「野球オヤジが金と権力を持つと、えらいことになる」の見本のような人でした。
 例を挙げますと、

 「何?選手が多すぎて試合に出られない選手がいる? ・・・うむ、じゃあDH制(ピッチャーの代わりに違う選手が打つことが出来る制度)にしたらどうかね。」

と、巨人のために野球の制度すら変えようと本気で考えちゃうんです。(さすがに、これは思いとどまったようですが・・・。)
 また、野球をあまりご存知ない方でも「巨人が他の球団の良い選手をみんなお金で持ってっちゃう」って話を1回は聞いたことがあるかと思います。これには、多分にこのオーナーの影響が大きかったわけです。

 まぁ、辞任したからといってすぐに影響がなくなるわけではありませんが、確実に良い方向に1歩踏み出したといえるでしょう。


 それにしても、昔から「フロント」というのはロクなのがいないんですよね。基本的に金儲けの道具としてしかプロ野球を見ていない人達がほとんどですから、選手や首脳陣の給料は出来るだけ少なく、そのくせ利益はたくさん上げたいというのがホンネのようです。ですから、普通ならありえないことでも平気でやってしまうことも多々あるんですよね。
 その点では、「渡辺オーナー」はまだ理解があった方だと思うのですが、問題はやっぱり「巨人しか見ていなかった」ことなんですよね・・・。もう少し、他の球団にも気を使ってくれてもバチはあたらなかったと思うんですけれども。


 さて、今年のペナントレースは阪神が大活躍していまして、現在大逃亡劇を繰り広げています!
 過去のデータを見ますと、6月までに2位との差をこれだけ広げたチームの優勝確率は100%だそうで♪
 毎日が楽しみな遠ちゃんでした〜。



6月9日(月)のお話。
    イマイチ興味が湧かないんですが。
 こんにちは、遠です。

 BBSにもありましたが、、『ファンタシースターオンライン エピソード3 カードレボリューション(PSO3)』についてのニュースです。

    GC版『PSO3』先行予約でβに参加(セガ)

 GC版『PSO1&2』でもありましたが、『PSO3』でも先行予約でβテストに参加できるようです。
 それにしても、βテストに10000人も募集しておいて、秘密厳守って絶対無理よね。開始1週間後ぐらいには、2ちゃんねるあたりで全カードデータが公開されてるような・・・。

 さて、わたしとしては『PSO』と「TCG」というのはサイアクの取り合わせかな、という気がします。

 「TCG」というのは、どのようなカードを使用するかなどを考える「ゲーム前の準備」というのが特に重要でして、これで勝敗の半分は決まってしまいます。これも「TCG」の楽しみの1つなのですが、逆に言えば手軽に遊べない要因にもなっています。
 また、持っているカードの種類が多いほど、その使い方(複数のカードを組み合わせて最大限の効果を引き出す「コンボ」といわれる使い方など)を知っているほど有利になるので、初級者と上級者とでは、ほぼ勝負になりません。
 ですから、『人生ゲーム』のような、たとえ大人と子供が遊んだとしてもちゃんとゲームになるような、ふところの広さ、手軽さがないんですよね。

 一方、『PSO』というのは、MORPGという性質的にも、そのシンプルなシステム的にも、MMORPGと比べて手軽に遊べるRPGって点が一番の長所でしょう。その長所を打ち消すような、今回の「TCG化」はちょっと間違っているように思えます。

 わたし的には、「真・三国無双」シリーズのような、広大なフィールドで1000匹単位の敵をなぎ倒していくような『PSO』をやりたいな〜って思います。XBOXのブロードバンド限定っていうような環境ならできそうですし。

 ・・・まぁ、セガのことですから、結局「真・三国無双」に先を越されそうな気もしますが。



6月6日(金)のお話。
    もう、2度とケータイの開発には関わりたくありません。
 こんにちは、遠です。

 昨日の続きになりますが、昨日こんなニュースがありました。

    ポケモンで巻き返し 任天堂のゲームキューブ(共同通信)

 GCで『ポケモン』関係のゲームを発売していくそうです。
 まぁ、結局は任天堂で一番売れているゲームだからしょ〜がないのかなとは思うのですが、問題は次のコメントでして。

    任天堂は「ソフトがユーザーに新鮮な驚きを与えられず、
    ゲーム機販売を伸ばせなかった」(役員)と分析。
    劣勢をばん回するためゲームキューブ用ソフト「ポケモンチャンネル」を7月に、
    「ポケモンコロシアム」を今秋に発売する。


 ・・・天然ですか?
 なんか、本気でだめっぽいような任天堂でした。


 さて、ソニーのケータイ「SO505i」ですが、度重なる発売日延期の末、6月4日に無事に発売されました。
 発表当初から一番の注目を集めていただけあって、当日は売り切れ店続出、1日で4万台を売り上げたそうです。
 気になる価格は、

    「SO505i」、新規は3万円前後(ZDNet)

 と、報じられている通り、大手電気量販店で29000円弱、小さなケータイ専門店などでは25000円弱で売ってたりします。この前の「504i」シリーズが35000円〜40000円辺りだった事を考えると、結構安く収まったかなと思います。

 それはともかく、さすがソニー、いきなりやっちゃいました。

    ドコモの「SO505i」に不具合(ZDNet)

 毎回毎回、期待を裏切りませんね〜、ソニーは。
 まぁ、今回のは燃えるケータイ」よりはインパクトは小さいですけどね〜。

 ソニー製品は、目新しさ、機能性などはよくできているものも多いと思うのですが、品質管理などの地味なところは、かなりぞんざいな扱いをしているような気がします。
 ケータイに関して言えば、「ソニーエリクソン」はケータイの仕様や形を決めるだけで、開発、品質管理の一切を下請け会社に投げてしまっています。
 そのかわり、金払いはいい感じのようで、その反面、不具合起こした下請け会社は、すっぱりと関係を切られるそうです。
 この時代、大口のお客様から切られるというのは死活問題に関わってきますから、下請け会社内の品質管理部では気を使うのですが、そこには1つ穴があるんですよね。

 ケータイのソフトウェアというのはとても巨大なため、何社かが共同で開発します。ソニー側がまず、「アドレス機能」「メール機能」「文字入力機能」など細かく機能ごとに分割し、その開発に関わる会社の人数などで担当機能を決定します。
 しかし、当然複数の機能にまたがるものも多くあり、そこは会社間の話し合いなどで決定していきます。お互いその道のプロなわけですから、仕様さえ決まれば開発はそんなに問題はありません。

 問題なのは、その部分で不具合が出たときなんです。

 その頃はだいたい結合テストに入っていまして、デバック部隊から毎日毎日不具合報告がくるため、どこもかなり忙しい状態です。ですから、そういった機能の狭間の不具合は、なんだかんだの理由をつけて他社に送ってしまうんですよ。
 こうして始まる、会社間での、バグのなすり付け合い。見苦しいことこの上ないですよ。
 こんな状態でまともなものができるはずもなく、そのくせソニーにはいい返事してしまうため、発売される少し前でも結構ボロボロな状態だったりします。 

 そんなわけで、今回の不具合、もう開発風景が目に浮かぶようです(笑)

 ちなみに、ソニーのケータイの場合は、商品が発売になっても開発は続行されていますので、ある程度時間が経てはそれなりに完成度が高いものにはなっています。購入するときの参考にでもしてくださいね。



6月5日(木)のお話。
    E3での発言は、グチにしか聞こえなかった任天堂ですが・・・。
 こんにちは、遠です。

 私事で恐縮ですが、今日はわたしの誕生日です〜♪
 わたしも18歳になりました〜!
 ・・・だれですか、「16進数ですか?」とかシツレイなことを言う輩は。
 ・・・そこ!「それでもサバよんでない?」とはなんですかっ!

 こほん。

 さて、今日は、E3からネガティブな話題が多い任天堂の話題です。

 今年のE3、任天堂からは結局、起死回生するようなニュースどころか、まったく盛り上がらずに終了してしまったような感じです。
 ハード的な発表は、完全にソニーに奪われ、ソフト的な話題もPCとXBOXに奪われた形となりました。
 日本では、任天堂に限らず全体的にあまり話題にならなかった感じのするソフト関係のお話ですが、PCでは「Half-Life2」、XBOXでは「Helo2」、PS2では「Gran Turismo 4」が話題の中心となり、それぞれE3内での最高の作品を決定する「E3 Awards」の「Best of Show」にノミネートされています。(詳しくはこちら。)
 ノミネート作品全体でみると、家庭用ゲーム機ではXBOXは30、PS2が18、GCが15タイトルと、XBOXの強さが目立つ一方、各ゲームジャンルでのノミネートしかないGCはさびしい限りです。

 さらに、

    今年も「任天堂スペースワールド」の開催はナシ

というニュースもあり、なんだか全く元気がありません。

 今回のE3で、GCとGBAを繋げて遊ぶゲームが多く発表されたこともあり、任天堂は本格的にGCとGBAの「連動」に取り組んでいく感じです。
 でも、わたしとしては、正直まったく興味が湧かないんですよね。
 一番の問題は、直感で「面白そう!」って感じないとこでしょうか。発表されたゲームを見てもイマイチですし。
 「連動」によるメリットって、結局は「GCとGBAとのデータの送受信」と「画面付きコントローラ」の2種類しかないんですよね。それって、DCの「ビジュアルメモリ」と同じわけで、その頃から考えられていたのにも関わらず、面白いゲームが出なかったってことは、可能性はありそうだけど、実は奥が浅いってことなんじゃないかしらね。

 それでも、次のような技術を使うと、少しは事情が変わってくるかもしれません。

    家電を一変させる?1.5GBの超小型HDD登場(CNET Japan)

 直径約1cmで1.5GBの容量を持つ超小型HDDが開発されたそうです。
 これを携帯ゲーム機に載せ、本体から様々なデータをダウンロードさせるというのは楽しいかもしれません。
 ・・・でも、こ〜いったことを、嬉々としてやるのがソニーなんですよね。
 ソニーだったら、映画や音楽をPS2からPSPにダウンロードできる『PSP対応DVDメディア』とかを平気で作っちゃいそうですものね〜。
 逆に、任天堂は「ゲーム」にこだわるあまり、躊躇しちゃいそうな気がします。また、手を出したとしても中途半端なものになってしまうでしょうね。「サテラビュー」や「ニンテンドーDD」がいい例です。

 そうなると、やっぱり任天堂の未来は暗いんですよね・・・。
 いいゲームが多いだけに、がんばってもらいたいところですが。



 ・・・なんだか、ぜんぜんめでたくない話題だったわね。



6月4日(水)のお話。
    ナンジャはいいとこ、一度はおいで〜♪
 こんにちは、遠です。

 よ〜やく、リアクションシートが完成しました。
 わたしのお話を読んで、ひとこと言いたくなったとき、できるだけ簡単にリアクションできるようなものを作ってみました。是非1度活用してみてくださいね。

 さて、「横浜ラーメン博物館」以来、流行のフードテーマパークですが、また新たな施設が誕生するようです。

    「アイスクリーム」のテーマパーク=東京・池袋に7月オープン(時事通信)

 東京の池袋サンシャインシティ内で運営する都市型テーマパーク、「ナムコ・ナンジャタウン」の一角に、アイスクリームをテーマにした「アイスクリームシティ」を7月18日開設すると発表したそうです。

 実は先週の日曜日、この「ナムコ・ナンジャタウン」に初めて遊びに行ってきましたので、そのレビューも兼ねてご紹介しますね。

 有名なテーマパークでは、「セガ・ジョイポリス」「ナムコ・ワンダーエッグ」「SNK・ネオジオワールド」などが挙げられます。(「ワンダーエッグ」と東京の「ネオジオワールド」は今はありませんが。)
 これらのつくりはほぼ似ていまして、一言で言っちゃうと「大きなゲーセン」です。遊園地にあるような単純な遊具に、ゲームメーカーらしく映像と簡単なアクション要素を加えた施設がメインのパークです。
 これら都市型テーマパークというのは、その名の通り、都内に建設されることが多いため、交通に便利な反面、敷地面積が狭いという弱点があります。ですから、メインの大型のマシンは数が置けず、何とか採算の取れる「東京ジョイポリス」や「ワンダーエッグ」などでも、大型施設は4,5個で、あとはゲームセンターの筐体を豪華にした程度の中型施設でがほとんどなのです。
 ただ、ゲームっ子なわたしとしては、それらがパスポートで1日何回でも遊べるのですから、普通に楽しいんですけどね。これが、あまりゲームになれていない普通の方ですと、連続で3,4回も遊ぶと、映像酔いなどで参っちゃうようです。

 さて、「ナムコ・ナンジャタウン」ですが、このテーマパーク、上記のような他のテーマパークと比べると、かなり変わったつくりをしていました。
 もともと、「ナンジャタウン」が出来る前は三越の家具売り場だったぐらいですから、敷地面積は他のテーマパークと比べても明らかに小さいのです。
 そのため、中は相当入り組んでいるのですが、特筆すべきは道のライン取りや、壁の装飾やギミックなど、すごく凝ったつくりをしている点です。実際に歩いた感じでは、「東京ディズニーランド」の1つのワールド分ぐらいの広さを感じさせるぐらいでした。
 このテーマパークの施設も、他のテーマパークのような大型施設ではなく、「ナンジャタウン」の様々な場所を巡るといった、スタンプラリーのようなアトラクションがメインでした。一見、子供だましのように思えますが、途中途中のギミックがなかなか凝ってまして、普通の通路なのに、壁は割れるわ、抜け道はあるわで、かなり面白いんですよね。TRPGを地でやってる感じです。さらに、同じゲームを楽しんでいる他の方とも交流しやすいシステムでして、実際行き先教えてもらったりもしました。
 だいたい、1つのアトラクションで1時間〜1時間半ぐらい楽しめます。1つのアトラクションでいくつかのルートがあり、また定期的にギミックやルートを変えているようですので、何回でも楽しめそうです。 

 「ナンジャタウン」でもう1つ有名なのが、「餃子スタジアム」というフードテーマパークを併せ持っているとこです。全国の有名な餃子専門店を一堂に集めた施設なのですが、これはっきり言って、アトラクションで1時間以上歩き回ってクタクタになった人達を格好のエモノにしてます。
 狭いながらもたくさんのお店がある上、食べる場所もかなり用意してあるので、たとえ日曜日でも特に長い間待たされずに座って食べることが出来ます。
 遊び疲れたときに、おいし〜〜餃子が3〜400円で食べられちゃうんですから、これ作ったナムコは鬼ですよね。
 「餃子スタジアム」ができてから、入場者が大幅アップしたってのもうなずけます。

 「ナンジャタウン」はビルの2階と3階を使っていまして、「餃子スタジアム」は2階にあります。そして、今度「アイスクリームシティ」は3階に出来るそうです。たしかに、大型施設が1つなくなっていましたから、たぶんそこにできるのでしょうね。
 ナムコとしては、1年間で100万人で6億円の売上を目指すそうで。
 アイス1つ300円としたら、1人2個計算ね。・・・わたしなら食べちゃうわね、確実に。

 最後に1つ、今までお話してきたように、「ナンジャタウン」では他のテーマパークと比べて極端にアトラクションの利用頻度が低くなると思います。ですから、朝から晩まで遊ぶならともかく、午後から5,6時間遊ぶぐらいならパスポート(3900円)を買うよりも、普通に入場料(300円)とアトラクション利用料(主要なもので800円)払った方がお得かと思います。まぁ、割引サービスもちょっと調べればかなりあるので、それを利用するのもいいですけどね。



6月3日(火)のお話。
    『オラタン』が恋しくなることウケアイです。
 こんにちは、遠です。

 今日は5月29日に発売となりました、PS2用ソフト『バーチャロン マーズ』(以下『マーズ』)のレビューのお話です。

    『電脳戦記バーチャロン マーズ』(オフィシャルサイト)

 さて、今回の『マーズ』は『バーチャロン』シリーズの3作目の作品になります。1作目の『バーチャロン(プロジェクト・ムーンゲート)』2作目の『オラトリオ・タングラム』に続き、アーケードでの『フォース』を家庭用に特化したつくりとしたのが『マーズ』です。

 1作目の『バーチャロン』は、日本で初めての本格的ロボット対戦ゲームとしてアーケードで稼動されました。(わたしの記憶では、あの1回1000円の『バトルテック』よりも早くに稼動していたと思います。)
 もともとの計画では、「HMD(ヘッド・マウント・ディスプレー)」と「ツインスティック」で操作するロボットゲームの予定だったのですが、予算または技術の関係か、「ツインスティック」のみでの操作となりました。
 それでも2本のスティックで操縦するというのは、とても「らしく」あり、また操作周りのシステムも秀逸だったため、このゲーム独特の高速戦闘が存分に楽しめました。

 2作目の『オラトリオ・タングラム』は、1作目とは基本システムは変わらないのですが、ゲームの高速化、操作のレスポンスの向上、個性的な各バーチャロイド(ロボットのことです)がさらに特徴的になるなど、全体的にメリハリが効き、さらに精度の高い対戦が楽しめました。ただ、その分初心者には厳しかったのかもしれません。

 3作目の『フォース』は、2vs2の4人対戦が出来るようになったことが最大の特徴です。さらに、専用カードを使ってプレイデータを蓄積していくことで、自機を成長(?)させていくなどの要素も追加されました。ただ、ゲームスピードやそれに伴うレスポンスなどが大幅に落ちてしまいました。
 わたしとしては、『オラトリオ・タングラム』では、地上最速のバーチャロイド「フェイイェン」がメイン機だったこともあり、まるでドロの中で対戦しているような感じがするほど遅く、結局1プレイでやめちゃいました。


 さて、今回PS2版『バーチャロン マーズ』、家庭用ということで、ドラマティックモードというシナリオモードが追加されました。形としては、指令に従って、「全滅させよ」「〜へ行け」などのミッションをこなしていくのですが、オールクリアするのに50ぐらいのミッションがあるんですよね。とりあえず、それをノーマルモードとハードモードでオールクリアしましたので、その状態での評価ということで。

 わたしは、買う前に一度、お店に置いてある試遊台で遊んだのですが、それがなかなか好印象だったのでけっこう期待していました。買う前の評価としては10点満点で9点ぐらいかな。

 最初は、コントローラーの設定でかなり戸惑いました。ですが、すごく細かく設定できる(アナログスティックを押し込むLR3ボタンにまで好きな動作を割り振れる)のには好印象でした。
 で、いざゲームを始めると、ドラマティックモードでは「テムジン」(バーチャロンの主人公的バーチャロイド)しか選べません。まぁ、これは予想通りで、後からどんどん使える機体が増えていくことは承知していたので許容範囲。
 ・・・しかし、この毎回毎回ロードはなに?何をするにも、必ずロードが入ります。ほんの数秒のことなのですが、これが重なるとけっこう気になるものです。
 いくつかのミッションをこなすと、操作にも慣れてきます。慣れてくると、ツインスティックとあまり変わらない動きが出来るものです。その点は評価かな。
 ってことで、ゲームを始めて2,3時間ぐらい経過後の評価はロードの点を1点引いた8点ね。

 ・・・問題はそれからでした。
 まず、内容がないストーリー。どっかで見たことあるよ〜な、くだらない話がだらだらだらだら続きます。多分、普通に文章読まなくても、だいたいの内容は分かると思います。エンディングも、ゲーセンの『オラトリオ・タングラム』の方がずっと感動できました。
 また、最後の方のジャンプアクションの連続にはいいかげんキレます。『バーチャロン』で『マリオ』やらせるんですよ!セガってこういったアクションがホント好きですよね。・・・ストレスにしかならないのに。
 あと、迷路。地図もないし、ロックオンできないから、いちいち旋回で向き変えないとたちまち迷います。高速戦闘がウリのゲームで迷路で迷わせてど〜すんのよ・・・。
 さらに、わたしのお気に入りのバーチャロイド「フェイイェン」も、1度目のクリアでは使えませんでした・・・。ストーリーにもぜんぜん出てこないし。ってゆ〜か、ストーリー中に出てこない機体が多すぎです。
 しかも、がんばって使えるようにしても、弱すぎです・・・。

    なんで、アローが1発しか出ないのよ!
    なんで、ハートボンバーが爆発しないのよっ!!
    なんで、テムジンより遅いのよっっ!!!!!


 と、まぁ、不満爆裂なわけです。
 しかも、「テムジン」などはマイナーチェンジ版が10機種ぐらいあるのにもかかわらず、「フェイイェン」は1機種のみ。・・・「フェイイェン」使いにケンカ売ってますか?
 他にも、「エンジェラン」「スペシネフ」「バル・バス・バウ(の『マーズ』バージョン)」なども1機種しかなく、ストーリーにもほとんど出てきません。完全にザコキャラ扱いです。

 そんなわけで、クリアしての評価は2点かな。

 とにかく、遊んでてどんどん盛り下がっていくゲームでした。
 と、いうわけで、昨日さくっと売っちゃいました。
 近くのゲームショップで買い取り価格4800円。ゲームショップでは予想以上に売れなかったようですから、新品でも数ヶ月でこの売値以下には下がるかなって気がします。

 でも、続編とかで「〜使いの方、おまたせしました!」とかいって、今回出なかったキャラのストーリーモードが出るんだろうな。なんだか、それも「ムカツク」わよね。



6月2日(月)のお話。
    期待できる会社とそうでない会社の差、かな?
 こんにちは、遠です。

 5月30日に、米3DOが破産したとのニュースがありました。

    3DOが米破産法チャプター11の適用を申請(MYCOM PC WEB)

 3DOは、社名と同じゲーム用ハード『3DO』を立ち上げるために設立された会社だったそうです。そしてそれは『3DO規格』として、日本では松下から『3DO REAL』、サンヨーから『3DO TRY』が発売されました。
 特徴としては、ゲーム以外に音楽、画像、ビデオも扱えるマルチメディア対応機器ということだったのですが、肝心なゲームで魅力的なソフトをほとんど用意できなかったのが問題でした。ちなみに、わたしが覚えてる限りの代表ソフトでも、『Dの食卓』(ワープ)、『ポリスノーツ』(コナミ)、『ストリートファイター2X』(カプコン)ぐらいでしょうか。
 その後、ゲーム機ではいち早く、64ビットの高速画像処理技術「M2」を発表したのですが、これもたいして盛り上がらず、結局全く見せ場を作ることが出来ずに消えていきました。
 さて米3DOは、北米ではこの間に自社開発でいくつかの人気ソフトも生み出していたそうです。ですから、ハードから撤退した後も、ソフトメーカーとしてPS2・GC・XBOX向けとPC用のゲームソフトをリリースしていたようです。しかし、その人気も徐々に衰退し、ついには破産の憂き目に遭ってしまったとのことです。
 先日紹介した「NUON」といい、最近元ハードメーカが倒産するケースって、けっこう多いんですねぇ。


 それにしても、もう1社、この会社とすっごくよく似た経緯をたどっている会社があるような気がするのは、気のせいでしょうか。
 こういったニュースを聞くと、この間のサミーとナムコとのお話が、アノ会社にとっての最後通告だったような気もするのですが・・・。


 お話を戻しまして、3DOが失敗したのは、先程お話したソフト不足と、価格が高額だった点が挙げられます。
 やはりゲーム機に5万円以上は高すぎるんでしょうね。というよりも、ゲーム専用機の場合、普通に作れば5万円は超えないのでしょう。大量に生産するため部品の単価が安くなりますし、ソフトで利益を上げられるためハードの価格をぎりぎりまで抑えられるわけですから。

 しかし、今度ソニーから発売になる『PSX』、これは予想ですが5万は確実に超えてくると思います。すでにPS2が成功しているわけですから、今回の3DOとは単純には比較は出来ないのですが、少々不安でもあります。
 結局は、「PS2+HDD付きDVDレコーダー」ってだけで、ゲーム的に何か変わるというわけでもないんですものね。
 ただし、もし何らかのゲーム的な付加要素があるならば、一気に魅力がでてくるんですよね。

 ここからは勝手な妄想なのですが、例えば『PSX』を使って『PS』のソフトをコピーして、『PSP』で遊べたらいいな、なんて思います。『PSP』は『PS』以上の性能を持つ携帯ゲーム機という話ですし、既に衰退している『PS』の市場がまた盛り上がるでしょうし。
 ただ、ゲームソフトを「コピーする」というのは著作権上すごく微妙なわけですが。
 それでも、例えばコピーした記録を『PSX』側で管理し、1回しかコピーできないようにしたり、あらかじめ『PSX』と『PSP』をUSBなどで接続して、お互いの機種情報を把握させておき、その認識させた本体同士でないとコピーしたソフトが動かなかったりするなど、いくつかの手段で実現できそうな気もします。

 まぁ、わたしが『PS』のゲームを携帯ゲーム機で遊びたいだけなんですけどね。

 最近、発想が『夕刊フジ』になってきたよ〜な気がする遠ちゃんでした。